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Angel Beats! 感想

Angel Beats!
制作会社:ピーエーワークス
初回放送時:2010年4 月 TBS
評価:SS
全13話

学園 友情 ファンタジー 死後の世界

たまたまこのアニメの12話を視聴したのだが、何となく気になって
最終回まで観た後最初から見直してみたらとても面白かったアニメ。

まず、このアニメは矛盾した行動をとるキャラや設定に関して突っ込みどころがとても多い。
だが、そもそもこのアニメでは世界観の設定からして何でもありの設定なので、
それらに突っ込むこと事態意味はないしできないのでそれらに関しては
放置しておこうと思う。

最初にこの世界に関して、私はこの世界は生前あまり良くない人生を送った人間が転生?するまでの間に
過ごす場所なのではないかと思う。

現に、この世界では多くの登場人物たちが思い思いの行動をとって過ごしている。
例えば、天使という仮想の敵を設定して戦っていたゆりっぺは生前戦いたかった
衝動がこの世界での行動原理になっているし、その他のキャラについても
同様だ。

ただ、この世界から消滅する条件について、作中では音無によって生前かなえられなかった望みをかなえること
だとされるが、それについて私は、死を受け入れることではないかと思う。

例えば、ゆりっぺは12話で満足したはずなのに消滅しなかったのは、死を受け入れて
いないからだと推察できるし、直井なども同様だと考えられる。

そもそも生きていたときにできなかったことを死んでから満足するとかいうこと自体、おかしい。

次にこの世界の存在目的について、この世界は死んだ人間が一時的にとどまり、
消滅していくための世界であると考えられる。

だから、そのために必要な物は何でもそろっているし、何でも用意されるというわけだ。

例えば、かなでのやりたかった心臓を提供した人物にお礼を言うことという目的について、
思い残すことなどなかった音無がこの世界に召還されたのではないかと思う。

もし上記の仮定の通りだとしたら、心臓を提供した音無のほうが、かなでより後からこの世界に
来た理由に説明がつく。

以下上の仮定を前提に話を進めようと思う。

ここで、このアニメの最大の魅力である音無について。

彼は最終話でこの世界に残ることをかなでに提案したことについて唐突感が否めないが、
これこそが彼の最大の魅力だと思う。

彼は生前から死後まで、少なくとも彼自身は他人のために存在してきたと考えているようだが
外から観ればそれはすごくこっけいで単なる自己満足でしかない。

そして、そんな音無の最悪なところは他人のためというお題目を利用して自分の望みを達成しようとしているところだ。

生前は不明だが、他人を消滅させるという建て前を利用して死後はかなでと2人っきりでこの世界で
過ごそうと画策するなど、なかなかの偽善者だ。

だが、そこがいい。

もし誰もこの世界からいなくなった後で音無が一人この世界に残ることを決意するようなことがあれば
私はこのアニメを、音無というキャラを好きになれなかっただろう。

最後に音無がかなでに告白するも振られ、先に消滅されたことに絶望し最後の最後で本性を現した姿ことで
ああ、音無も人間なんだなという安堵感に襲われた。

私は完璧なる偽善者は好まない。

さて、ここからは私のさらに勝手な推論となる。

かなでに振られた音無がこの世界から消滅したかどうかが問題だと思う。

今まで他人のために生きてきて最後に本心を打ち明けるもあっさり拒否された音無が、
かなでを追って簡単に消滅したとは私には考えられない。

なぜなら、音無はかなでと自分の二人っきりの世界のために他人を消滅させてきたことは明らかであり、
かなでがいなくなった今死後の世界に残ることは意味を成さない。が、他の登場人物は
それぞれ死を「受け入れて」消滅したのであり、音無が死を「受け入れる」ためには
かなでに振られた音無にはできない。

この時点で死を「受け入れる」にはかなでに振られたことについて満足しなければならないからだ。

このように本来この世界に来るべきではなかったのに、かなでによって召還された音無は、
そのかなでの消滅によって決して死を受け入れられない状態になってしまった。

おそらく音無は、自業自得とはいえ、哀れにもこの世界に永遠に拘束された存在となってしまった
わけだ。

かなでを追いかけて消滅できないストーカー音無がどれだけ長くこの世界のとどまろうと、
音無が唯一望むかなでは音無が死を「受け入れる」条件ではないため、
かなでが音無を召還した場合と違い、永遠にこの世界には現れない…

やがて音無は、待つことに疲れ果て、自身を何とか消滅させることはできないかと考えた…

自分をこの世界から消滅できないなら、自身をNPCにしてしまえばいい事に気づくのも
時間の問題だろう。

そして音無はエンジェルプレーヤーというプログラムを開発し、この世界から消滅できない
自分を無理やりNPCにした…

そして、そんなNPCとなった人間に死を受け入れさせるため、エンジェルプレーヤーを
破壊することができるゆりをこの世界に召還し、高松が人間に戻れたのと
同様に音無も人間に戻ることができた。

人間に戻った音無は、かなでをはじめ、かつての仲間達がかつての自分のおかげで
満足そうに死を受け入れて消滅していく姿を見て、かなでとともにこの世界で
暮らすという野望を捨て、うまれかわったかなでと安心して消滅したのだと思う。

なぜなら、この世界がNPCとなったとはいえ、かなでがもう一度この世界に
出現したということは、かなではNPCとなった音無が仮に人間に戻っても、前回の音無のように
死を「受け入れる」障害にはならないと判断したのだと思う。


以上のように、実は、この世界はループしていたのだ。

最後の最後でかなでと共にこの世界に残ると音無が決断しなければ、NPCが影になって
メンバーを襲うこともなかったであろうことを考えると、本当に
音無は最低のやつだと思う。

だがそれをいってしまうと音無をこの世界に呼び出したかなでが一番悪いことになって
しまうし、彼も人間だったという証明だと考えれば、それで納得がいくと思う。


いろいろ不満な点はあったが、物語り全体を俯瞰してみればこれほど面白いアニメはそうはないと思う。

完璧な人間などいないし、最後に残される事を考えれば、そういう弱さがでても
ぜんぜん不思議じゃないと思うし。

音無の最後の行動は賛否があるだろうが、視聴者は大目に見てやってほしいと思う。

…それにしても音無は生まれ変わってもかなでを追い掛け回してたようで、
よくあの世界で消滅できたなw

好きなキャラ・嫌いなキャラ:
音無 結弦

良くも悪くもこのキャラを置いて他にない…
常に物語の中心であり、この男なくしてこのアニメは
ここまで盛り上がらなかったと思う。

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テーマ : Angel Beats!
ジャンル : アニメ・コミック

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My favorite

登場人物は、自らが死後の世界に居る事を理解している。この世界では殺されても、死ぬほどの痛みはあるが、決して死ぬことはない。生前は神秘的空想だった世界が、彼らにはまぎれもない現実としてある。こうなると「神」でさえも根も葉もない想像の産物ではなくなってしまう。それゆえに、生前に経験した理不尽な結末を理由としたやるせなさを、より現実感を持って感じる「神」に対し、彼らはぶつけないではいられなかったのだ。「こんな世界が用意されているのなら、こんなことをするような力があるのなら、なぜ、あの時の悲運を回避させてはくれなかったのか」と。様々な状況の違いはあれ、彼らの反抗の理由はそこにある。彼ら一人々々の悲劇は決して神によって引き起こされたことではない。本来ならその悲劇を引き起こした犯人を呪うのが筋だろうし、呪っても元に戻らないことも彼らにはわかっている。しかし、こんな付け焼刃のような世界で全てを水に流すわけにはいかない。このこの葛藤の心理構造のリアリティがこの物語の純文学性の根幹になっている。
 「死んでたまるか戦線」のリーダー、ゆりは悲運を差し向けた神を呪うよりも、自らの無力さを嘆いている。そのやるせない感情の高ぶりだけが彼女のエネルギーとなっていた。エネルギーと言うと活動的なイメージがあるが、ここではその状態で停止して、変化を止めているという方が正しいのかもしれない(暴走しながら、フリーズしたパソコンみたいなもんでしょうか)。 仲間同士励まし合う関係にありながらも、彼ら一人一人はそれぞれの思いではつながっていない。なぜなら、彼らが思うのは生前の過去の悲劇そのものだけなのである。ユリが仲間のことを思うのは、守り切れなかった兄弟たちへの思いが動機としてある(そこには彼女の変化の可能性が隠されていたのだが)。彼らが天使と戦うのは成仏しないため、恨みを忘れないため、そして消えないためでしかない。
 つまり抗いの根拠は、過去への執着である。この世界の存在することから、神の存在を実感する彼らであるが、次なる誕生が用意されていることも感じていたはずなのだ。結果的に彼らをこの世界にとどめた理由は未来に対する不安ということができるだろう。戦線メンバーとして助け合っていく中で、その不安は解消されつつはあった。しかし、停滞をのり越える意思は生まれるに至らない。そんな永遠に続く停滞に一石を投じたのは、記憶を取り戻した音無結弦であった。 彼は烏合の衆でしかなかった戦線に、本来の生きることの素晴らしさを持ちこもうとする。そして変化のないはずの世界で、彼らは生前のように変化をし始めてしまう。敵であったはずの天使をまじえた頃からその変化は始まる。川釣りでの大漁では、マネキンの如く存在する一般生徒に対して炊き出しを行う。一般生徒から食券を横取りするのがせいぜいであった彼らにすれば、眩いばかりの大転換である。

 有り得ない変化を停滞の世界で引き起こした彼らに対し、この世界のシステムはバランスをとるためのダグを発動する。そのシステムを誰がつくったのかは問題ではないのだろう。その発動は立花奏の分身から開始される。それは奏の人間性によって、封じられるが、次には「影」として現れる。「マトリックス」で言うなら、音無結弦はネオで、襲いかかる「影」はエージェントスミスのようなものだろうか。論理に対し、アノマリー(不純物)のごとく存在する人間の不確定性。それゆえに人間は発展と衰退を繰り返し変化し続ける。それこそが人間の存在理由であり、価値なのであろう。けれどもそれは断片的ファイルのごときこの世界でなすべきことではなく、連続し、かつアクティブなステージで行うべきことだ。本来、この世界の役割は憤り続けることの無意味さを気づかせるためにあったはずなのだ。
 遠巻きにして眺めると、やはり仏教観の表現であることを痛感させられる。現代人にピンとこないこの世界観は、このようにして見せられるとたちまち理解したような気になる。混沌としたブッダの時代にこのような世界観を説くことが、大いなる救いとして人々に受け入れられたであろうことは想像に難くない。麻枝准の構想二年もうなずけるものだ。死というものにこだわり続けた彼が、到達した「悟り」と感じられなくもないからだ。
仏教哲学の根幹たる「無常」。事物は無常ゆえに変化し、結果をもたらす。時の流れは過去、現在、未来とその並びを乱すことはない。過去の結果は経験となり、現在の結果は感情を引き起こし、未来への思いは希望となる。この三つは生きている私たちにとっては分離できないものだ。が、死後の学園では過去のみが止まった時間の中に漂っている。そこで、希望を抱いた者は、すぐに未来のある世界に移される。これが「消える」ということなのだろう。中村ゆりはその世界の征服を語ったが、それはあくまで希望ではなく、過去の自己に対する執着、憤りでしかない。彼女は未来を望むことを恐れていた。また同じ「人生」と「悔い」が繰り返されるのを恐れていたのだ。しかし、彼女も最後には希望に気づいていく。
 音無結弦は、あの停滞した世界で立花奏との永遠の時間を得るよりも、NPCになったプログラマーのように彼女を待ち続けるよりも、彼女との際会(たまたま出会うこと)の可能性がある「未来」を信じた。だから彼も消えたのだと信じたい。
 人間生きていれば、いろいろな場面で、楽しい事、つらい事、悲しい事、腹立たしい事、様々あるが、全ては「無常」ゆえのこと。否、全ては過去の暗礁(海中の見えない岩)ではなく、「未来」に続く道標なのだ。未来を思わない繰り返しは、生きることを否定する。エージェントスミスの声が聞こえる。「生命の目的は、死ぬことだ」。未来の可能性を肯定できないシステムからの声である。

 最後のシーンで「My Song」をきっかけとして、二人の男女が出会う。彼らが結弦と奏であるかどうかは視聴者一人々々の決めることであろう。けれども、新たな出会いを求めた彼らは、彼らが誰であろうとも、結弦と奏のように「未来」を信じていると言えるのではないだろうか。

Re: My favorite

adasane sakamakiさん、ものすごく深いコメントですね。

このアニメは、矛盾だらけでどのような解釈もできるところが
すごいところですよね。

しかし、どう考えても音無だけはあの世界から消滅できないと思うんですけど…

あの様子じゃ、絶対に奏に執着しちゃってるでしょ。というか、そのために
周りの人間を全て消滅させたわけだし、音無は奏にかなりご執心だったと
思うんですよね。

あと、結局あの世界って誰が何のために作ったものなのか。

そこのところを突き止めないでみんな消滅しちゃって、それでいいの?
って感じだったですねー...。

みんな一体何と戦っていたんだろうか(笑)

まあ、続編があるとすれば、そこらへんに期待しておきたいと思います。

No title

ブログ荒らしとも言えそうなコメントに
お答えをいただきまして誠に恐縮です。

確かに結弦の執着は並々ならぬものではあったと思います。
きっとあの夜、彼は大食堂で麻婆豆腐を食べたかもしれません。
そこで彼は短かった奏との恋人の時間を振りかえったでしょう。
そして、彼は
「あなたの信じてきたことを私にも信じさせて」
という彼女の言葉に突き当ります。
その言葉は彼の脳裏にこだまのごとく響いたことでしょう。
そんな彼が悪鬼のごとくANGEL PLAYERを復活させるに至るでしょうか。
彼の魂は彼女の鼓動なのです(My Soul, Your Beats!)。
だから彼は
「奏、おれもいくよ」
と消失したと信じます。

小説などで「行間を読む」という言い方をよくしますが、
その行間を埋めていくのは読者の経験ということができるでしょう。
矛盾ゆえの曲解ということはたやすいのですが、
その矛盾をこの作品の懐(ふところ)といいかえるのはいかがでしょう。
様々な解釈を鏡のようにいけ入れる、否、受け入れられる懐の深い作品ということができるのではないでしょうか。

ともあれ、酷評ばかりが往行する状況下に「抗い」、
称賛をあたえたフォウラさんに
「死んでたまるか戦線」に集う仲間のような共感を感じます。

またこのような記事を探しに来ると思いますので
その時も相手にしてやってください。
有り難うございました。

それでは最後に

「神も仏も天使も無し」!

Re: No title

>ブログ荒らしとも言えそうなコメントに
お答えをいただきまして誠に恐縮です

いえいえ、こちらこそこんな過疎ブログにわざわざコメントを頂いて、
本当にありがとうございますw

>「あなたの信じてきたことを私にも信じさせて」

13話を見直してみましたけど、確かに音無はその言葉を受けて、もう一度好きだといえば
奏が消えるとわかっていながら、あえてもう一度奏に告白していますね。

そうすると、音無はあの世界での奏との二人きりの生活をすでに諦めていたということですから、
tadasane sakamakiさんの言うとおり、あの後、音無はあの世界に執着せずに
消滅したと考えるのが自然かもしれませんね。

あと、このアニメに対して、確かに評価が厳しいサイトなどが多いですが、それはこのアニメに対する
期待がそれだけ高かったということだと思います。

おそらく多くの視聴者は、もっと具体的な、ハッピーエンドを望んでいたのではないでしょうか。
それがああいう形で終わってしまい、とても落胆した人が多かったのではないかと思います。

もし2期があるのならば、細かい矛盾点などはどうでもいいので、もっとはっきりとした
ラストを用意してほしいなと思います。正直私も今回のラストには全面的に
賛成とはいきませんでしたので。。。

その上で、主人公達にとって、どんなことがあっても前に進むことの重要さというメッセージを
もっと強く表現してほしいと思います。

早く2期を放送して下さい。お願いします。
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このブログはアニメについての感想を書くブログです。 なので、まだアニメを見ていない方は 注意してください。

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